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歯周外科手術

学会・研究会 2021年06月21日

リグロスを用いた歯周組織再生療法の術式はそれほど特別のものではありません。セミナーの内容の大筋は36年前に私が大阪大学口腔治療科の講義中に聞いた歯周外科手術の術式の復習といってもよい内容でした。北村先生が口腔治療家の准教授なので、内容が似ているのは当然かもしれません。
36年前の歯周外科手術は切除療法の術式でした。切開は歯肉辺縁切開か歯槽頂予測切開をし、骨削除を行います。歯周組織再生療法では切開は歯肉溝内切開か歯槽頂予測切開を行い、骨削除は行いません。また、歯間乳頭部の歯肉を温存することを心掛け、乳頭温存切開か乳頭温存切開変法を行います。
セミナー中では歯科用顕微鏡の使用についてはあまり言及されませんでした。歯科用顕微鏡使用が前提の切開法には、最小侵襲外科法(MIST:Modified Minimally Invasive Surgical Technique)や最小侵襲外科法変法(M-MIST:Minimally Invasive Surgical Technique)などがあります。

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