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歯科治療恐怖症に関する研究成果

診察法・検査法 2021年01月30日

成人が歯科治療恐怖症にかかる割合(罹患率)は15%前後(12.5%~16.4%)、小児の罹患率は5%~29%です。歯科治療恐怖症になるきっかけは、小児期か青年期に体験した歯科治療の痛みにあります。知識不足、痛みの感じやすさ、不安や嫌悪過敏症を持つ人に多く見られ、家族的、文化的な背景が後押しして発症します。さらに痛みの経験を繰り返すと、歯科治療を避けるようになり、必然的に口腔衛生状態が悪化します。歯科に対するマイナスのイメージはますます増強され、治療が必要なのに足を運ぶことができないという悪循環に陥ります。文献によると、若年者に対して用いられた心理療法はモデリング、コーピング、認知行動療法、言葉、静止画像、動画による説明、Tell-show-do、気をそらす、注意を制御する、脱感作、リラクセーション、行動リハーサルなどでした。

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