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水中毒

診察法・検査法 2017年12月05日

大学院生の頃に精神病院の一角にある歯科診療室でアルバイトをしていました。入院患者は統合失調症が多かったのですが、うつ病やアルコール中毒もみられました。水中毒という病気を知ったのもこの病院ででした。
水中毒は水を多量に飲んで頭痛、嘔気、譫妄、全身倦怠感、呼吸困難などが生じる病気です。人が生きていくためには1日1.5~2Lの水分が必要ですが、水中毒患者は10L 以上の水を飲んだりするようです。
慢性的な水中毒に対する薬物療法は難しいようですが、認知行動療法でも難敵だそうです。アルコール中毒であれば、お酒を飲まないようにする取り組みはいろいろと工夫できます。水中毒の場合は水を全く飲まないようにすることはできず、必要量は飲んで過剰には飲まないようにコントロールすることが大変難しいそうです。

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