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漢方治療  病気・病態 瞑眩

漢方治療 2020年03月13日

瞑眩とは
漢方薬の服用初期に一次的に体調が悪化したり、不快症状が出現したりすることを「瞑眩」といいます。これは漢方薬の効果によって体内の病理産物や邪気が追い出されるときに生じる反応と考えられ、治癒の一過程として捉えられている現象です。したがって、瞑眩が治まれば治療前より症状が改善し、回復している場合が多いのです。
瞑眩の症状
眩暈(めまい)
発熱
下痢
眠気
倦怠感
ほてり
発疹

瞑眩の特徴
瞑眩は服用を開始した翌日に生じることが最も多い
瞑眩の症状は1日で治まる場合が最も多く、大半は1週間以内で消失する
エキス剤よりも煎じ薬の方が生じやすい
服用量が多くなるほど生じやすい
理気剤は瞑眩が比較的生じやすい
瞑眩が生じたら
瞑眩が生じたら休薬が望ましいといえますが、瞑眩があっても服用を希望する人も多く見られます。休薬後、症状が落ち着いた段階で少量から再開すると、そのまま順調に治療を続けることができます。

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