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無理して神経を残すとデメリットがありますか

メール相談 2021年09月25日

はじめまして。「神経を抜いて、土台をたてて、かぶせものをする」ということで、すでに、「虫歯の部分を削って仮詰」です。今、痛くないし、充分、噛めます。今からでも、神経を残すことは、可能でしょうか?
今、無理して、神経を残して、その後、痛くなってから、「神経を抜いて土台をたててかぶせもの」をすると、なにか、デメリットがあるのでしょうか?「生きてる神経を抜くほうが簡単」で、「死んだ神経を抜くほうが難しい」のでしょうか?
「無理して、神経を残したとしても、すぐに、神経を抜いて土台をたててかぶせものをしなければならない状況になることが、予測される」場合は、「早めに神経を抜いたほうが、歯の根元部分は、長持ちしたり、『土台をたてて、かぶせもの』をした『もの』が、長持ちしたりする」こともあるのでしょうか?
回答
神経を残すことが可能かどうかは、現在の神経の状態で決まります。深い虫歯により神経は炎症を起こしますが、さらに大きな虫歯で炎症の回復が困難な場合には、神経を抜く必要があります。
無理して神経を残し、後から痛みが生じた場合は治療をやり直すことになります。
神経の生死による治療の難易度については、どちらも大差はありません。かぶせものを入れる前に、神経を抜くか否かに関する正しい診断が必要です。再治療は歯を削る量が多くなりがちで、歯を弱くしてしまうというデメリットがあります。

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