荏原病院の心理士、高橋直太さんの発表は睡眠時間を削って働く会社員の症例でした。用いられた技法はマインドフルネス呼吸法です。これは瞑想法の一種ですが、何も考えずに瞑想しようとすればするほど雑念が次々と浮かんできます。マインドフルネス呼吸法では自分の呼吸に意識を集中させ、それだけを考えるようにします。これにより心が落ち着き、その後に集中力が高まっていきます。