ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

生臭い口息が生じている

学会・研究会 2022年12月22日

15年前から口臭に悩んでいました。官能検査では口腔内ガスが強度4、咽頭ガスが強度3といずれもはっきりとしたニンニク臭を感知しました。安静時唾液量は0.2ml/3分、刺激時唾液量は2.2ml/5分と少なく、ドライマウスが原因の口臭症でした。

口唇生検を実施したところ、グリーンスパングレードは3で、シェーグレン症候群に罹患していました。結局、シェーグレン症候群によってドライマウスが生じ、口臭が生じていたことが分かりました。セビメリンの内服により、唾液がよく出るようになり、口臭が改善しました。

ページの一番上へ