頬粘膜が白い、舌粘膜にできものができた、口唇の粘膜下にぐりぐりがあるなどといって、ガンではないかと心配して来られる患者さんが少なくありません。見たり触ったりして診察しても、それが何物なのわかることは多くありません。 ガンかどうかは病変部分の粘膜表面をこすって検体を採り、細胞診をすればおよその見当をつけることが可能です。しかし、確実なことは細胞診ではわかりません。結局、病変部分を切り取って病理組織検査をすることになります。