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相火

学会・研究会 2018年07月31日

シンポジウム5「深く学びたい漢方」では腎虚が引き起こす病態を5人のシンポジストが論じました。天から降りてきた「君火」は心に入り、下焦に降りて「相火」となります。下焦の相火は腎陽のことであり、命門の相火ともいいます。相火は上に昇りながら五臓六腑を温め、上焦に達します。この相火を心と心包は腎に送り返します。
腎虚によりこのサイクルが回らなくなると「虚火」が生じます。虚火を鎮めるために補中益気湯や四物湯、黄連解毒湯が用いられます。三焦に入った相火が滞ると三焦に痰湿が溜まり、湿熱が生じます。これに対しては防已黄耆湯を用います。

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