高校時代にジークムント・フロイトの「精神分析学入門」を読んで、ヒトの心の奥底は計り知れないものだということを学びました。最近、心理療法を学ぶ機会が増えましたが、フロイト流の精神分析についてはどこでも誰からもまとまった話を聞くことがありません。どうやらフロイトは時代遅れのようです。
このような認識でいたのですが、今回の教育講演ではフロイトの精神分析をそのまま解説してもらえました。国際医療福祉大学三田病院精神科の平島奈津子先生は精神分析のことを精神力動的心理療法ともいうといっていましたが、精神力動というのも懐かしい感じがします。