日本口腔顔面痛学会では、会員向けのセミナーが毎月1,2回のハイペースで開催されています。コロナの時代となり、セミナーもWEBで開催されるようになりました。
精神医学セミナーは今回が2回目ということで、講師は伊達久先生(仙台ペインクリニック)です。2018年に日本疼痛学会、日本運動器疼痛学会、日本口腔顔面痛学会、日本ペインクリニック学会、日本ペインリハビリテーション学会、日本慢性疼痛学会、日本腰痛学会が『慢性疼痛治療ガイドライン』を作成しました。伊達先生は慢性疼痛治療ガイドライン作成ワーキンググループ.の委員長を務められました。
このセミナーでは先生の臨床例の紹介はなく、国内外の論文などもほとんど紹介されませんでした。心理学や精神医学をよく知る歯科医療関係者が少ないということもあり、心理学用語の解説に終始する入門講座でした。