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細菌の代謝による回復力

学会・研究会 2024年05月17日

口腔内のpHは細菌によっても「動的静的範囲」に保たれています。細菌の代謝には2種類のものがあります。

2方向性の細菌代謝性回復力
 酸性の方向へ
  炭水化物の発酵  炭水化物 → 酸

 アルカリ性の方向へ  
  ウレアーゼ    尿素 → アンモニア+二酸化炭素
  アミノ酸発酵   アミノ酸 → 酸、硫黄化合物
  アルギニン/アグマチン脱ミネラル系  
アルギニン/アグマチン → オルニチン、アグマチン、アンモニア、二酸化炭素
  アミノ酸脱炭酸  アミノ酸 → アミン
  乳酸分解     乳酸 → ギ酸、酢酸、プロピオン酸
  ギ酸分解     ギ酸 → 二酸化炭素
  リンゴ酸反応   リンゴ酸 → 乳酸
  酸変換      酢酸、ブチル酸 → ブチル酸、カプロン酸

自律的代謝抑制
  硝酸還元     硝酸塩 → 亜硝酸塩
  過酸化水素産生  酸素 → 過酸化水素

細菌の代謝による回復力

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