舌の上面(舌背部)は舌乳頭というひだひだで覆われています。そのため、舌粘膜の広さ(表面積)はなんとテニスコート一面分もあります。このように凹凸が甚だしいため、舌背部は細菌が付着し増殖しやすい場所です。
舌に付着する汚れを舌苔といいますが、舌苔中の細菌数を計測するのに適した機会がパナソニック社製の「細菌カウンタ」です。この機械は口腔細菌の数を測定するために開発されました。口から食事を摂る場合と比較し、経鼻胃管や胃瘻、中心静脈栄養などの非経口摂取患者では、舌苔の細菌数が4倍も多くなっていることがわかりました。
この結果からわかるように、口から食事を摂らない人こそ口腔ケアが必要なのです。
http://panasonic.biz/healthcare/solution/bc/