円山医院(広島県竹原市)の円山信二先生の発表はいずれも食欲がない2症例でした。1例目は肝脾不和、肝熱に対して加味逍遥散、六君子湯、紅参末で治りました。2例目は肝火犯胃に対して左金丸(黄連と呉茱萸の2剤で構成)が有効ですが、左金丸の方意で黄連解毒湯と呉茱萸湯を処方し改善しました。