心の偏りなどによって生じた不調、不自由さは必ず動作に現れると考えるのが臨床動作法の基本です。痛い部分も含めて体を動かすという「動作課題」を実行することで、弛緩感、自己コントロール感などの「動作体験」を得ることができます。動作を行うことで、破局化した痛みへの認知から、「このくらいの痛みがあっても大丈夫だ」「痛みがあっても動かすことができる」となり、痛みがあることを含めて「あるがまま」を受け入れられるようになります。