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自動思考

心理療法 口臭 2013年06月07日
認知行動療法では認知の歪みを見つけ出して、それを修正することが重要なポイントとなります。認知の歪みがあると、「出来事」に遭遇した際に「自動思考」が生じ、望ましくない「情動」を感じます。
口臭を心配している人を例にとって説明します。口の中がネバネバしてくると(出来事)、「口臭が生じているに違いない」という自動思考が生じ、「話し相手に自分の口臭がばれたらどうしよう」「話しかけられても口をあけて返事ができない」などと不安や怖れ、恥ずかしさといった情動が生じます。

 

本当に口の中がネバネバすれば、必ず口臭が生じるのでしょうか。その口臭は話し相手が感じるほどの強さなのでしょうか。どの程度ネバネバすると口臭が生じやすくなるのでしょうか。
実際に口の中がネバネバした状態になって口臭が生じる場合があります。一方で他人には口臭が感じられない場合もあります。しかし、口臭で悩む多くの人は必ず口臭が生じているとか、多分口臭が生じているだろうとか、悪く考えがちです。

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