この論文で紹介されている心理療法は認知行動療法、森田療法、アクセプタンス・コミットメントセラピー(ACT)、行動療法、精神分析療法、眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)です。 認知行動療法 行動実験による行動介入や暴露療法が有効でした。 アクセプタンス・コミットメントセラピー(ACT) ACTは第3世代の認知行動療法と言われていて、認知の影響力‘機能’を変える「脱フュージョン」という認知的技法と「アクセプタンス」という体験の回避に介入する行動的技法で構成されています。ACTにマインドフルネス瞑想というエクソサイズがあり、自己臭症患者の悩みを軽減させる力となります。 森田療法 自己症患者が示す回避行動などの「はからい」をせずに現実場面に踏み出すことを後押しし、苦悩の受容を促します。