ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

自走式カプセル内視鏡「マーメイド」

診察法・検査法 2014年04月09日

カプセル内視鏡は口から飲み込めば、後は自動的に動いて内臓カメラで消化管の内部を撮影し、送信してくれます。自動的に動くのは小腸や大腸、食道のぜん動運動により、肛門の方向へどんどん送り込まれるからです。
胃の中ではカプセルがこのようなぜん動運動で運ばれることがありません。そのため、胃用のカプセル内視鏡は実用化されていません。大阪医科大学消化器内科の樋口教授は自走式カプセル内視鏡「マーメイド」を開発されました。
マーメイドはカプセルの後ろに尾を付け、その中に磁石が埋め込まれています。体の外から交流磁場をかけることでマーメイドは尾を振って前進します。胃の中を自由に泳ぎ回って内部を撮影できるようになりました。
マーメイドを肛門から入れると大腸内を逆送して撮影することも可能です。レーザーやマジックハンドを付けることも構想されています。今後はカプセル内視鏡による手術も可能になっていくでしょう。

ページの一番上へ