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飛蚊症

学会・研究会 2021年05月24日

劉渡舟先生の『験案精選』の症例解説もとうとう最後の症例となりました。右目に青い光がチカチカと点滅して動くと訴える18歳の女性です。長期間情緒不安定で、肝気が鬱結して巡らず、脾が侵されて脾気虚となり、湿邪が内生されました。湿と熱が合わさり、肝火が目に入り込み、飛蚊症の症状が出現しました。
治療は竜胆瀉肝湯に牡丹皮、席芍薬、連翹、藿香、佩蘭、半夏、竹筎、夏枯草、決明子、蒺藜子を加え、10日後には症状が消失しました。竜胆瀉肝湯で肝の湿熱を抑え、牡丹皮、席芍薬、連翹で清肝瀉火し、藿香、佩蘭、半夏、竹筎、夏枯草で化湿滌痰し、決明子、蒺藜子で平肝熄風、明目しました。

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