歯の治療をする際に、私は必ずと言ってよいほどパノラマエックス線写真(オルソパントモグラフィー)を撮影します。このエックス線写真1枚で、歯や顎骨、顎関節、上顎洞にどのような問題があるのかが一目でわかります。
このパノラマエックス線写真で骨粗鬆症の有無を調べることもできます。下顎下縁の皮質骨がしっかりと写っているか、不明瞭かをチェックすればよいのです。押村憲明先生はこのチェックを毎回して、患者さんを整形外科に紹介しています。
田口明. “歯科のパノラマ X 線写真を用いて早期に骨粗鬆症患者をスクリーニングする.” 日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 31.1-2 (2011): 122-125.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/32/1-2/32_199/_pdf