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黄連阿膠湯

学会・研究会 2021年09月09日

身体の正常な状態として、心火が下降して腎水を温め、腎水は上昇して心火を制御しています。これが心腎交通の状態ですが、この状態が保たれないのが心腎不交です。少陰病で心腎不交となり、体質によって陰液が不足している人は陰虚花王となります。これは虚熱によって心火が亢進している状態であり、心煩が生じます。
このような少陰熱証に用いるのが黄連阿膠湯です。黄連、阿膠、芍薬、黄芩、鶏子黄の5身で構成される黄連阿膠湯は、瀉火滋水して心腎交通させます。

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