Q&A
喉頭がんの放射線治療の影響から歯の一部が腐った状態になり、グラグラし、それを抜歯するとしても、骨髄炎になる可能性があるので、現状を維持してままにしていますが、歯から臭いがします。この様な状態で臭いを軽減する治療方法はありますか?
回答
放射線治療をした部位やその付近の歯を抜歯すると、確かに骨髄炎になる可能性があります。そのため、治療できないほど悪化した歯であっても抜歯せず放置するのです。
臭いの原因は細菌感染ですから、感染を取り除くことにより臭いを軽減させることは可能です。具体的には歯磨きなどで口の清掃をしっかりと行い、マウスウォッシュで臭いの原因となる細菌を抑えると効果的です。
どんなにボロボロの歯であっても、一本でもあればそこに細菌が付いてしまいます。グラグラしてきて自然に抜けることもありますが、できるだけ清潔に保つ必要があります。特に喉頭がんの治療中は通院や治療が先決で、口腔ケアが十分にできていない可能性があります。その場合は歯科医院でプロによるクリーニングを行うことも一案です。