扶正袪邪の順序
尹国有『中医弁治』の慢性気管支炎5症例目です。まず肺の中の濁阻の邪を取り除き、次に攻補兼施の段階に入り、最終的に脾と肺と腎を補って、陰を養いました。最初に用いたのは滌濁湯合葶藶大棗瀉肺湯で、次に用いたのは滌濁湯合葶藶大棗…
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尹国有『中医弁治』の慢性気管支炎5症例目です。まず肺の中の濁阻の邪を取り除き、次に攻補兼施の段階に入り、最終的に脾と肺と腎を補って、陰を養いました。最初に用いたのは滌濁湯合葶藶大棗瀉肺湯で、次に用いたのは滌濁湯合葶藶大棗…
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木本裕由紀先生の2症例目は、喉が痛く、声が出にくく、透明な痰がのどにへばりつき、呼吸が浅く、副鼻腔炎がありました。どのような方剤を処方するか、私が指名されて答えることになりました。弁証も方剤も列挙する必要があり、最初は調…
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私が口腔がんの診療に関与していたのは1987年から1990年代半ばのことです。当時の口腔がんに対する化学療法といえば、プラチナ製剤のシスプラチン(CDDP)とフッ化ピリミジン系製剤の5フルオロウラシル(5FU)の点滴でし…
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9月の研究会の木本裕由紀先生の1症例目は汗が滝のように出る年余の症状に悩まれていました。肺胃の熱、陰虚の熱で汗が出ること、気虚により汗腺が開きすぎること、これらの背景に脾気虚や肝の疏泄の失調があることなどが自汗症状の原因…
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日本口腔顔面痛学会の会員有志がオンラインで開催している研究会に参加しました。今回のテーマは医療面接です。新潟県新潟市の歯科医院で診療されている瀬下博嗣先生が口腔顔面痛患者に対する医療面接の様子を録画し、それを皆で観てコメ…
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大阪大学 産業科学研究所の小林光名誉教授の講演です。このような素材がくすりになるのが不思議ですが、超高純度ポリシリコン粉末が腸内に入ると大量の水素が持続的な発生します。ケイ素と水が反応すると二酸化ケイ素と水素に変化します…
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当院で行っている水素吸引療法、口腔連鎖球菌を用いたプロバイオティクス療法は歯科先制医療に含まれるようです。がんの標準治療の際に登場する先制医療、先端医療、統合医療、補完代替医療ですが、糖尿病や自己免疫疾患など、さまざまな…
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歯根端切除術は前歯や小臼歯で行われることが多く、大臼歯では少なくなります。大臼歯は歯根端切除術のための手術器具が届きにくいため、歯根端切除術の代わりに意図的再植術を行います。 意図的再植術は故意に抜歯し、また元に戻すとい…
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ほんだ式口臭治療に取り組む日本各地の歯科医院が年に一度集まるEBAC合同研修会ですが、リアルに集まるのは4年ぶりでした。例年は12月の第1日曜日に開催されるのですが、これもコロナの影響で9月3日の開催となりました。会場は…
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虫歯が進行して歯の神経を侵し、虫歯菌が根の先端部分(根尖部)にまで達すると、病変は根の外へと拡大していきます。また、炎症が拡がると根の周囲にある顎骨や骨と歯をつなぐ靭帯(歯根膜)が破壊され溶けてなくなり、根尖病変が生じま…
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