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4つの治療形態

診察法・検査法 2015年09月30日

弁証法的行動療法には、個人療法、集団スキル訓練、治療チームのスーパビジョン、電話相談の4つの治療形態があります。基本となるのは外来や入院下での個人療法であり、寒邪が日記をつけそれをもとに週1回のペースで面接が行われます。同病者がグループを組んで行う訓練が高い治療効果を持つことは他の心理療法でも見られる特徴です。集団スキル訓練にはマインドフルネススキル、対人関係保持スキル、感情抑制スキル、苦悩耐性スキルの4つがあり、個人療法と並行して行われます。また、個人療法とは別の治療者が担当します。
治療者がとるべきアプローチは承認ですが、しばしばそれが困難な場面に出くわします。患者の強烈な感情反応に圧倒され、治療者が非承認の態度をとってしまう事態となってしまうのです。これを避けるために治療チームを作りコンサルテーションスーパービジョンを用意します。そこで治療者の力量を上げると共に治療者が相互に承認することを通じて支え合うのです。
感情調節に行き詰まり衝動行動が避けられないような緊急事態では電話相談が有効です。電話相談は1年以上維持することが効果的だとされています。

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