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扁平苔癬 症例 

症状・病態 2022年04月06日

60代 女性
 
主訴
食事をすると舌縁部がしみて痛い
 
現病歴
13年前に舌縁部の痛みと不快感が生じ、持続している。痛みが慢性化していて、気にしないようにしているが、揚げ物や味の濃い物を食べると痛む。2年前に大学病院を受診して細胞検査を受けたが、ガンの疑いはなかった。
 
口腔内所見
両側舌縁部に白色線状の病変を認め、接触により痛みが生じた。両側頬粘膜にも網状の策食病変を認めた。
 
病理組織所見
lichen planus(扁平苔癬)
「角化の亢進する部分と錯覚化を示す部分がある。有核細胞層は肥厚し、細胞策が増多する。その先端は鋸歯状に尖るものがある。上皮直下に小円形細胞の浸潤が強い」

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