歯の形態異常の一つに「タウロドント」があります。これは髄腔が長く、分岐部が根尖に近い位置にある寸胴・短足な歯がタウロドントといわれます。そもそも髄腔や根分岐部とは何なのかについて説明しておきます。
大臼歯の多くは根が複数あり、歯の全長のおよそ2分の1の位置で根が分岐します。根が分岐する部分を「根分岐部」といい、歯冠部から分岐するまでの歯髄を「髄腔」、分岐した部分の歯髄を「根部歯髄といいます。
タウロドントの歯では根分岐部が根尖に近いため、歯冠がとても永く、短い歯根がお飾りのようについているように見えます。タウロドントの歯に深い虫歯ができて神経を抜かなければならなくなると大変です。根管治療がとても難しいからです。



大臼歯の多くは根が複数あり、歯の全長のおよそ2分の1の位置で根が分岐します。根が分岐する部分を「根分岐部」といい、歯冠部から分岐するまでの歯髄を「髄腔」、分岐した部分の歯髄を「根部歯髄といいます。
タウロドントの歯では根分岐部が根尖に近いため、歯冠がとても永く、短い歯根がお飾りのようについているように見えます。タウロドントの歯に深い虫歯ができて神経を抜かなければならなくなると大変です。根管治療がとても難しいからです。


