治療者が患者さんの来院理由を把握するのが「動機づけ面接」の本来の使い方ではありません。本来は患者さんが抱えている問題を解決するために、考え方や行動を変える必要がある場合にその助けとなる方法なのです。
患者さんは何らかの変化が必要であるということは薄々感じていたとしても習い覚えた考え方や行動を変えることは簡単にできることではありません。変化の必要性をはっきり自覚するためには治療者の手助けが必要となります。動機づけ面接では患者さん自身が変化するための具体的な目標を決め、その気持ちを強化し、変化のための具体的な行動を起こす主役となります。治療者は患者さんに寄り添って援助します。
http://www.racgp.org.au/afp/2012/september/motivational-interviewing-techniques/