歯科でよく用いられる塩素系消毒剤に次亜塩素酸があります。二酸化塩素は次亜塩素酸と比較して優れている点が幾つもあります。
強力な殺菌作用
酸化することで殺菌するのですが、酸化力は塩素の2.6倍と優れています。塩素は細菌の細胞内の原形質に作用するのに対して、酸素は細胞表面の細胞膜に作用するため反応が早く進みます。反応速度は塩素の3倍と速さとなっています。
pHに左右されずに効果を発揮する
次亜塩素酸は酸性の環境でのみ効果を発揮します。これに対して二酸化塩素は酸性、中世、アルカリ性のいずれの環境でも効果を発揮します。
発癌物質がほとんど発生しない
次亜塩素酸はフミン酸と反応して発癌物質であるトリハロメタンを発生させます。これに対して二酸化塩素はその問題がほとんど発生しません。
消臭力
次亜塩素酸にない二酸化塩素の働きとして高い消臭力が挙げられます。
