チベット医学の講演は『四部医典』日本語版の出版を記念して開かれました。『四部医典』は8世紀にユトク・ユンテン・ゴンポが著したチベット医学の聖典であり、現在も医学部の教科書として用いられています。
『医学タンカ詳細』と副題がついていますが、タンカとは掛け軸のことで、文字がわからない民衆でもその内容がわかるようにチベット医学の内容を絵で表したものです。今回発刊されたのは『四部医典』そのものではなく、詳しい注釈本です。
2014年にチベットを訪れた際に中国語版の『四部医典』を買いました。日本語版はすぐに買い揃えたいところですが、全6巻で18万円(税別)もするので手が出せません。