中国発祥の伝統医学は日本、韓国、ベトナムに伝播し、それぞれ独自の発展を遂げました。本家中国の中医学も含めて、各国の研究者が英語で論文を発表していますが、用語の表記法がまちまちです。そのため、英語で検索してもなかなか目的とする論文を見つけられません。
日本人が書いた英語論文でも表記のブレはとても大きく、例えば十全大補湯の表記も二十種類以上あります。これでは漢方を世界に発信することができません。日本東洋医学会が漢方方剤の表記法を定め、英語でそれぞれの方剤を説明したデータベース「STORK」を公開しました。