鶴見大学口腔機能診療科中川洋一先生の発表です。同大学口臭外来を受診した327名の患者の中で3名は口腔感覚症であり、1名は口腔感覚症と咽頭異常感症の合併例だったそうです。口腔感覚症とは口腔粘膜の疼痛・灼熱感、乾燥感、味覚障害を訴える口腔感覚過敏のことで、英語ではoral sensory complaints(OSC)と表記されます。このような感覚異常があると、それが口臭の症状だと患者さんは思い込んでしまうようです。