呉茱萸、当帰、芍薬、川芎、人参、桂枝、阿膠、牡丹皮、半夏、麦門冬、生姜、甘草からなる方剤です。当帰、芍薬、川芎、阿膠に補血作用があり、阿膠、麦門冬には滋陰作用が、川芎、牡丹皮には駈瘀血作用があります。また、呉茱萸、生姜は腹部を温める働きがあります。したがって、冷え性で乾燥肌で煩熱がある婦人科の病気に有効です。月経不順、月経困難症、不正性器出血、下腹部痛などですが、不妊症にもよく用いられています。