大柴胡湯は陽明病に対する代表方剤です。大柴胡湯の効果を説明する際に「釜底抽薪」(ふていちゅうしん)という四文字熟語が使われます。煮えたぎった釜(胃の陽明熱)を消すのに最善の方法は釜の下で燃え盛る薪(大腸の陽明熱)を取り去ることだというわけです。大腸の熱を取るために大柴胡湯中の大黄で排便させます。