11月の学ぶ会では強迫性障害の事例について学びました。カウンセリングルームを訪れたクライアントは強迫性障害の当人ではなく、その母親です。親の立場として子どもの病気をよくしたいという希望もありますが、子どもの病気に巻き込まれて母親も不自由な生活を強いられているという点も問題でした。
母親としては子どもの症状に巻き込まれずに毅然とした態度をとればよさそうに思えるのですが、そうはいかないようです。巻き込みに困っているのに、困っていることを子どもにそう言うことは怖いと感じているようです。子どもが威圧的なわけでも暴力的なわけでもないのに、母親が子供を恐れる理由が不可解でした。