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水素水による酸化ストレスコントロール

学会・研究会 2018年12月18日

岡山大学予防歯科の森田学教授が歯周病に対する水素水の効果についての研究内容を講演されました。歯周病に罹ると、体を守るために好中球が出動します。歯周ポケット内に現れた好中球は各種の活性酸素を産生し、歯周病菌をやっつけます。しかし、その際に活性酸素によって体自身も傷つくため、歯周病が進行してしまうこともあります。
各種の活性酸素の害から体を守るために水素水の力を借りようというのが森田先生の研究です。研究の成果は幾つか上がっていますが、水素水がごく短時間のうちに普通の水に戻ってしまうことが研究を難しくしているようです。薬の効果を調べる場合には 血中濃度や血中半減期、組織移行率、濃度依存性などを調べますが、水素水は投与時の濃度はわかってもその後の追跡が全くできないことがネックとなっているようです。

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