病に苦しんでいる人は何らかの陰性感情を持っています。その陰性感情が治療者に向けられると良好な「患者—治療者関係」を築けなくなります。患者の中の「良い自分」と「悪い自分」の存在に気付き、その二人の間で対話が進むことで治療者に対する陰性感情が軽減した症例です。