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慢性痛患者に対する診療のコツ

学会・研究会 2019年04月05日

運動器の慢性疼痛に対しては運動療法が重要です。患者さんが運動療法を自発的に行うようになるためにはそれに先立って痛みに対する思考や疼痛行動を改める認知再構成が必要です。その上でペーシングを適正に行い、運動ができたことによって自己効力感を高め、自分で対処しようとするcoping-skillの獲得に努めます。
ペーシングを適正化することは手間のかかる作業となります。どの程度の作業をすると症状がどの程度変化するのかを日々記録して調べる必要があります。どういった運動が効果的か、どの程度運動すれば症状の改善につながるのか、やり過ぎて症状を悪化させる運動量はどれだけか、といったことを見つけていく必要があります。

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