食事以外のときに、上下の歯が強く接触する状態はすべて食いしばりであるといえますが、力仕事に代表されるように、食いしばった方がより力が入りやすく、作業上メリットとなる場合もあります。
力仕事
物を持ち上げるときは、食いしばることによって最大限の力を発揮することができます。試しに、上下の歯を接触させないで重い荷物を持ってみましょう。あまり力が入らないことを実感できるはずです。
スポーツ
重い物を持つ以外にも早く走る、あるいは強くぶつかるなど、スポーツの多くの場面では歯を食いしばった方がより力を発揮できます。
ストレス
対人関係や肉体的な問題など、ストレスがかかると私たちはつい食いしばってしまうように、一般的にストレスが食いしばりの原因と考えられています。
緊張・集中
危険な場面に遭遇して緊張したり、物事に集中しているときに、食いしばるケースが多く見られます。
ストレスの緩和
ストレスが食いしばりを引き起こす一方で、食いしばることによって無意識に体にかかるストレスを緩和しているとする説もあります。
口呼吸
口呼吸の癖があると、「口呼吸をしてはいけない」と口を閉じようとするあまりに、ついつい食いしばってしまう場合があります。
口臭
口臭に悩む人は、口臭が外へ出て行かないように口を閉じようとするため、つい食いしばってしまう傾向があります。