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磨いているのに磨けていない?

論文・記事 2019年11月01日

歯を磨かない人なんてほとんどいないのに、虫歯や歯周病がなくならないのはなぜでしょうか?実状は、磨いているのに磨けていないからです。虫歯、歯周病、口臭など口の中の病気やトラブルを予防するためには、何よりプラーク(歯垢)をためないこと、増やさないことが第一です。そのためには毎日正しい歯みがきを実行し、歯の表面をいつも清潔に保つよう心がけることが肝心です。
歯みがきには、いくつかの約束事とコツがあります。まず1日2回、起床直後と就寝前に磨きます。忙しくて時間がないという方は、1日に最低1回、5分以上、念入りに磨きましょう。歯の裏側や歯と歯の間は、磨きにくく歯周病にかかりやすいため、意識して磨く必要があります。そのため、プラークを赤く染め出す薬(カラーテスター)を使って、磨けているかど歯みがき練習用の合わせ鏡うかを定期的にチェックするのがお勧めです。歯は磨いているつもりでいても、意外と磨けていないものです。はじめは鏡を見ながら、歯ブラシの毛先が届いているかチェックしながら磨くとよいでしょう。また、自己流の歯みがきでは磨きすぎたり、誤った方法によって歯や歯茎を傷つけてしまう場合があるため、プロである歯科医師や歯科衛生士のブラッシング指導を受けておきましょう。

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