受け口などの顎変形症患者は審美的な面で心理面の問題を抱えています。骨切り術と矯正治療によって改善できるのですが、治療中、治療後には心理面での変化がみられます。このような心理面の特徴をグラウンデッド・セオリー・アプローチで明らかにした論文です。 グラウンデッド・セオリー・アプローチでは治療後に回顧的に面接調査をします。面接内容を文書に起こし、意味内容を切片化し、分類していきます。このような手法で治療前から治療後までの心理状態を図式化していきます。