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精神症状に対する四物湯

論文・記事 2020年10月15日

うつ病の病態を説明する際に、脳内でセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンの濃度が低下しているのではないかという「モノアミン仮説」がよく使われます。中医学(漢方)の考え方では、栄養や血液、ホルモン、神経伝達物質など、物質的な不足は全て「血虚」であると弁証します。
うつ以外の精神症状については、神経伝達物質などの不足がどの程度関連しているのかはわかりませんが、この論文では多様な精神症状に対して血虚に対する代表方剤である四物湯が有効であったと報告しています。
血虚の症状につては以下のようなものが挙げられます。
顔色が悪い
肌につやがない
目がかすむ
爪の色が悪い
毛がよく抜ける
こむら返り
集中力低下
不眠

精神症状に対する四物湯

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