ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

中心結節

診察法・検査法 2020年10月22日

下顎第2小臼歯の咬合面の中央に、歯の一部が塔のように突き出ている場合があります。これが「中心結節」で、歯の形態異常の一種です。中心結節は下顎の第Ⅰ小臼歯や上顎の小臼歯、大臼歯にも出現する場合があります。
中心結節は突き出しているため、折れたり磨り減ったりしやすい傾向があります。中心結節の内部には歯の神経(歯髄)が通っている場合も少なくないため、折れたり磨り減ったりすると歯髄が露出してしまうことがあります。その結果、歯髄炎が生じて痛んだり、歯髄が死んでしまって(歯髄壊死)膿が溜まり、歯肉が腫れたりする場合があります。
このような事態を避けるため、中心結節の周囲にはレジンを詰めて補強し、折れてしまうことや急激に磨り減ってしまうことを避けるようにします。

ページの一番上へ