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舌痛症の治療法

論文・記事 2020年11月26日

Burning Mouth Syndrome(BMS)と舌痛症は同じものとは言い切れませんが、同じとして考えても差し支えないと思います。舌痛症は神経障害性疼痛の一種との考え方が有力となっています。神経障害性疼痛に対しては三環系抗うつ薬か抗てんかん薬が第一選択薬ですが、舌痛症に関しては何から治療を始めるかいつも悩みます。
この論文では110名に対する治療を集計しています。結果は著名改善25例、中等度改善35例、軽度改善19例、不変31例でした。終診後に再発したのが2例ありました。
漢方薬               64例
立効散               56例
半夏瀉心湯             18例
アズレンスルホン酸ナトリウム    44例
ロフラゼプ酸ナトリウム(抗不安薬) 31例
クロナゼパム(抗てんかん薬)    14例
パロキセチン(SSRI)        8例
エスシタロプラム(SSRI)      8例
ミルナシプラン(SNRI)       2例
デュロキセチン(SNRI)       2例
アミトリプチリン(三環系抗うつ薬)  1例
簡易精神療法            33例

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