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芸術療法

診察法・検査法 2020年12月02日

粘土や音楽など、芸術的な要素のある作業を患者さんにしてもらい、治療者はそれを温かく見守るという形が芸術療法のようです。統合失調症で長期入院している場合、緘黙、知的障害、失感情症、失体感症など、言葉のやり取りによる心理療法が難しい場合に有効なようです。
感情をコントロールする目的に適っているのが、工作、短歌、歌唱などです。治療的退行促進に適しているのが、フィンガーペインティング、殴り書きなどです。今回のセミナーでは箱庭療法、色彩分割法が紹介され、芸術療法そのものではありませんが、アセスメントのためのバウムテストも紹介されました。九州大学心療内科では臨床心理士が芸術療法を担当していますが、治療者として見守るのは時間や回数がかかって大変そうです。

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