疾患による脳機能の変化や治療による変化を、機能的MRIを用いて調べた研究内容が講義に出てきました、心身症と関連深い脳部位は、前帯状皮質、島皮質、前頭前野、扁桃体、視床下部、中脳水道周辺灰白質、腹側線条体といったところです。
前帯状皮質の脳活動量と社会的苦悩の大きさとは正の相関がありました。マインドフルネスによって、前帯状皮質と島皮質の脳活動が増え、脳容積が増大しました。
「積極的傾聴」と単なる「傾聴」で比較すると、積極的傾聴で腹側線条体や島皮質の脳活動がより大きくなっていました。
Kawamichi, Hiroaki, et al. “Perceiving active listening activates the reward system and improves the impression of relevant experiences.” Social neuroscience 10.1 (2015): 16-26.
https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/17470919.2014.954732