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ICSモデル

マインドフルネス瞑想は痛みに対する注目を軽減し、生活の質を上げる効果があります。その効果を説明する理論にICSモデル(認知的下位システムの相互作用モデル)があります。
ICSモデルは痛みに伴い自動思考が生じて悪循環が生じる認知的ループと情動が生じて悪循環が生じる感覚的ループからなります。この2つのループはその後に乗り入れて、痛みが生じていないときにも痛みに関するネガティブな情報処理を進め、痛みに関わる高次の命題を強固にします。
マインドフルネスな心の態度は、この2つのループの結節点に働きかけ、痛みに関わる高次の命題の活性化を抑制します。
Barnard, Philip J., and John D. Teasdale. “Interacting cognitive subsystems: A systemic approach to cognitive-affective interaction and change.” Cognition & Emotion 5.1 (1991): 1-39.
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/02699939108411021

ICSモデル

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