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慢性疼痛の心理的評価

学会・研究会 2021年04月12日

慢性疼痛に関連する心理的問題を評価するための自己記入式尺度がそれぞれ開発されています。
トロント・アレキシサイミア・スケール(The Twenty-Item Toronto Alexithymia Scale:TAS-20)
失感情症を評価するもので、20項目の質問からなります。各項目をそれぞれ1~5点で採点し、60点以上がアレキシサイミア、39点以下が正常です。
疼痛破局的思考尺度(Pain Catastrophizing Scale:PCS)
13項目からなり、各項目をそれぞれ0~4点で採点します。反芻(5項目)、拡大視(3項目)、無力感(5項目)に分かれ、それぞれを分析することも可能です。
疼痛自己効力感尺度(pain self”efficacy questionnaire : PSEQ)
10項目からなり、各項目をそれぞれ0~6点で採点します。
不公平感質問票 (Injustice Experience Questionnaire:IEQ)
12項目からなり、各項目をそれぞれ0~4点で採点します。
親密な対人関係体験尺度(ECR:Experiences in Close Relationships inventory)
愛着障害を測るものです。
愛着スタイル診断テスト
30項目からなり、各項目をそれぞれ1~7点で採点します。安定型、安定ー不安型、安定ー回避型、不安型、不安ー安定型、回避型、回避ー安定型、恐れー回避型に分類できます。

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