ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

慢性痛患者の過去

学会・研究会 2021年04月14日

小児期にどのような問題に直面すると慢性痛が生じやすくなるかを調べた研究です。イギリスのコホート研究で、調査対象者が7歳の時点で両親に質問紙に記入してもらいました。7571人の対象者が45歳の時点で慢性疼痛の有無を聞く質問紙に回答しました。慢性疼痛発症リスクをオッズ比で表現しています。
母親の死去   2.0倍
施設入居    1.7倍
経済的困窮   1.6倍
両親との離別  1.4倍
両親の離婚   1.3倍
家族のアル中  1.3倍
父親の死去は0.9倍で、慢性疼痛発症リスクは低くなります。
Jones, Gareth T., Chris Power, and Gary J. Macfarlane. “Adverse events in childhood and chronic widespread pain in adult life: Results from the 1958 British Birth Cohort Study.” Pain 143.1-2 (2009): 92-96.

慢性痛患者の過去

ページの一番上へ