大学病院でグループによる認知行動療法の一つの試みとして「舌痛症友の会」を結成し、院内にポスターを貼って周知したそうです。同じ悩みを持つ者同士が集まると自分の症状や悩みを客観的に診ることができるようになり、心理的に良い効果が得られたようです。患者同士で慰め合い、いたわり合うこともプラスに働くようです。
「舌痛症友の会」は年に1~2回開催され、続けて参加した患者に対して心理テストの調査用紙に記入してもらい、その効果を調べた研究です。その結果、痛みの程度を表すNRS(Numeric Rating Scale)、不安の程度を表すSTAI(State-Trait Anxiety Inventory)のいずれにも改善が見られました。