上顎前歯部を補綴する際は、顔貌と調和している必要があります。プロビジョナルレストレーションでチェックできるのですが、最終補綴物を試適する際に(グレーズ前試適など)もう一度確認します。
この作業を治療前にシミュレーションすることができます。口腔内の情報を口腔内スキャナーで取得し、iPhoneで撮影した顔貌のデータをbellus 3D社の「Dental Pro」に取り込みます。この2つのデータを重ね合わせるのですが、その際に外鼻の形態を参照します。そのために口腔内スキャナーで口腔内を撮影後に、引き続いて上唇、外鼻とスキャンしておきます。